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犬の鼻は普通、黒とリバー(肝臓色)の二つの色合いがあります。それらには個体差があり濃淡の色調差があるのです。

よく急に鼻の色が薄くなった、という話を耳にしますが、その大部分はウィンター・ノーズ(冬鼻)が原因だといえます。冬鼻は秋から冬にかけて日差しが短く弱くなるためにおこる現象で、鼻鏡表皮のメラニン色素が減退するのが理由です。この場合は原因が紫外線にあるわけですから、よく太陽に当て紅斑作用を促すことを心がけなければなりません。

冬鼻以外で鼻色が褪せるのは、妊娠、分娩後体調の思わしくないとき、病後などにも見られます。

メラニン粒の移動は、ホルモンまたは交感神経の支配を受けて行なわれますから、この場合はホルモンのバランスによるのではないでしょうか。色が褪せるのは鼻鏡の人中線を中心として、両側に徐々に広がるもので、全体の色が一度に変わるのではありません。

家庭の愛犬でも鼻が赤くなるのは見た目にも好ましいものではなく、ましてショーではペナルティーをとられます。ウィンター・ノーズは根気よく太陽に当ててやることが必要です。

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