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題目で見る限り、動物愛護の精神に逆行するような物騒なものです。

昔は子犬の度胸試しに、尾を持って吊り上げる習慣がありました。獣猟犬や闘犬には度胸のない犬は不向きだからです。同じ獣猟犬でも、熊や猪と鹿や兎では度胸の点において相当のひらきが必要だといえます。鹿や兎は犬に追われると逃げまわるだけですが、猪や熊は犬が接近してくると反撃に転じるものもあり、逆に命を奪われたり大怪我をする場合すらあるのです。彼らに敢然と立ち向かって死闘を挑むためには度胸がなければなりません。度胸のない犬は戦う前に戦意を喪失し逃げ腰となるでしょう。

闘犬の場合も同じで、度胸のない犬はせり声(一種の唸り声)を出し、牙をむき、あるいは背筋の毛を立てて目をそらします。日本犬の審査では二頭の犬を近づけて見合わす光景が見られますが度胸のない方が睨み負けします。

猟師や闘犬師は子犬の尾を持って逆さ吊りにし度胸試しをする習慣があり、このときに暴れたり、もがいたり、キャン・キャンと悲鳴をあげるような犬は度胸がないと見なされます。無声で力を抜き、じっとしているものが選択されるのです。度胸試しに限り、昔の習わしでも妥当性があるといえるでしょう。

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