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十一月の飼い方

十一月の飼育管理のポイント:大分寒さも加わりヨーキーたちは暖かい所を求めて集まる時期です。ストーブのそばにじっとしてますと、被毛に悪い上に急に寒い所へ出たりしますと風邪の原因にもなりますので、あまり近くに寄れないように仕切りを工夫して、部屋全体が暖まるような暖房の仕方を考えましょう。

食事

寒くなってきますと、カロリーの消費も多くなりますので、暑いときより食事の量を少しずつ増やして与えた方がよいでしょう。フードを固いまま好んで食べればそのままが一番良いのですが、変化が欲くなっている様子でしたら、ぬるま湯でもどして、カルシウム、ミルク、ビタンミE剤などを混ぜて与えますと、体にも皮膚にもよく、被毛も美しく保てます。特に妊娠犬などにはE剤の量も倍ぐらい与えますと分娩も軽く済むようです。

運動

寒くなると戸外に連れ出すのもおっくうになりがちですが、日の当たる日中暖かな時間を選んで、澄んだ青空の下、大いに運動をさせるとよいと思います。特に妊娠犬は運動によって体力がつきますし、胎児の大きくなり過ぎも防ぎ、出産時の陣痛も順調にきてお産を軽くさせる効果もあります。また若犬時代は骨格を作る大切なときです。寒さで体を円くして、じっとしていますと、背骨も曲がり背線の円い後脚の弱い犬になりかねません。ショーを追う子にとっては大きな欠陥となります。首を上げ、胸を張り、背線をまっすぐにして歩く姿は実に素晴らしいものです。胃腸の働きもよくなって食欲も出、いろいろ有益になることが多いので、ストレス解消の意味でも大いに運動することは良いことだと思います。

手入れ

寒い上に空気が乾燥してきますと、美しいはずのヨーキーの被毛も少しいたみがちになってきます。あまり洗い過ぎも良くありませんが、櫛の通りが悪くなってきたら、シャンプーをしましょう。シャンプーによって、皮膚の血行をよくして、毛にはトリートメントで栄養を与えますと、仕上げたとき見違えるようにしなやかな美しい被毛となります。あまり暖房器具に近づけますと、毛をいためますので、気をつけるようにしましょう。

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