一月は、愛犬の健康管理の計画を立ててみてはいかがでしょうか。色々な病気の予防接種の再検討、ならびに各内臓の機能、血液検査の時期を決め、年間の計画を立てることによって、チェックすることができます。
今月は、消化器の障害を起こしやすい時期ですので説明してみましょう。室内犬の場合は、つい常食以外の食物を与えたり、食間に正月食品などを与えることにより、消化不良や胃炎を起こす場合が多くなります。
特に子犬は胃炎から急性胃腸炎を起こし、吐いたり、下痢を起こしたり、脱水症状となり、生命があやぶまれることもあります。
またこの時期は、保温を考えなければなりません。屋外犬舎は、日中、日光がよくあたる場所を選び、冬の間は、風が入らないように工夫してください。動物は腹を冷やすことが一番よくありません。敷物を充分入れて保温ができるように心がける。昼と夜の温度差が激しいと気管支を病んだり、発熱、下痢をまねく原因となります。咳を始めると、子犬の場合は、鼻カタルを併発することも少なくありません。