九月の飼い方
九月の飼育管理のポイント:秋に一歩近づきましたが、まだまだ残暑が厳しい。それでも半ば過ぎるとずっと凌ぎやすくなります。台風のシーズンで雨の日が多いですが、季節の変わりめはうっかりすると病気に罹りやすいので、飼育管理にも細かい心配りが必要です。
食事
ドッグフードも固いのはそろそろ飽きてきたようでしたら、また水にもどして柔らかタイプにしてあげましょう。粉乳と、エビオスは一年中入れていますが、少し軟便の日は粉乳は止めて、整腸剤の粉など混ぜて与えましょう。
手入れ
普段はいつも正常便でいたのに、ときどき軟便や下痢便になって、お腹がギューギュー鳴り、食欲がなくなることがあります。整腸剤で治ることもありますが、また再び繰り返すようでしたら、獣医さんに検便をしてもらうと、コクシジウムや原虫がいると言われることがあります。
これはそう危険なものではありませんが、平常は腸の中に寄生していて、体が疲れたり、弱ったりしたときに大量に繁殖して下痢の原因になったりするもののようで、伝染力も強いとのことです。有効な内服薬がありますので、獣医さんに相談されるとよいでしょう。
運動
まだまだ暑く、雨の日も多いので、外へお散歩に出られる日は少なく、ストレスもたまり気味です。
夕方涼しくなったら、近所へ買物の折など、ちょっと抱いてゆくか、紐をつけて連れて行ってあげましょう。体ばかりの運動と考えずに、気分転換をはかることも大事なことかと思います。
犬舎
九月も前半は残暑がきついですが、後半になりますとずっと涼しく肌寒さを覚えるようになります。暑いうちは、クーラーの関係で老犬の犬舎はなるべく低い所に移して涼しくしてあげましたが、九月の後半ぐらいからは再び高い位置に戻してあげた方が暖かくて快適のようです。夜間休むときは、さらに入口の部分にバスタオル一枚ぐらいかけてあげますと、落ちついてよく眠れるようです。