八月の飼い方
八月の飼育管理のポイント:暑い日の連続です。お盆過ぎになると大分凌ぎやすくなりますので、それまでヨーキーといっしょに我慢くらべです。それでも夕陽が落ちると風が出てきてほっとしますが、途端に蚊が活躍し出しますので、蚊取り線香をともしたり、防虫ランプで蚊との戦いです。
暑さにお手上げの老犬も、夕涼みのままの状態で眠らせますと風邪をひきますので、そっと箱に入れてあげましょう。
犬舎
七月と同じで、家の中の一番涼しい場所をよく知っていますから、好きなところで寝たり起きたり。あまり暑くてハーハーするようでしたら、濡れぞうきんの大きめのものを、冷たい水で絞って床に敷いてあげたり、アイスノンを布で包んで入れてあげましょう。
手入れ
毛を短くカットしてあれば、入浴も簡単です。ときどきお風呂に入れてあげれば、子供のように喜んで、得意そうに家族に見せて回ります。さっぱりとして手触りもよく、シャンプーのよい香りと共に涼感を呼びます。シャンプーの後は耳の掃除をよく行なってください。耳ダニや外耳炎など起きていないか確かめて、適切な処置をしましょう。
運動不足で爪が長くなってはいませんか。短く切ってあげましょう。
運動
暑いうちは運動どころではありません。七月と同様クーラーのある部屋で、家人がいっしょに遊んであげる方法とか、朝夕の涼しい時間に公園などの木陰に抱いて行って遊ばせるなど、無理のない運動をさせましょう。
食事
歯が弱いからと、老犬に柔らかい食事を与えて喜こぶかと思えば、この暑い時期は、意外と乾燥したフードを喜んで食べるものです。歯が一本もなくて、口がとがったように見える老犬でさえ、おいしそうにまるのみに食べてくれます。食べるからといって暑さで胃腸機能の低下しているところにたくさん与えますと状態をくずしますし、また寒いときより体力も消耗しませんので、量を減らしてあげましょう。