六月の飼い方
六月の飼育管理のポイント:じめじめと蒸し暑い日が続きます。不快指数の高い中で人も犬も気がいら立つものです。いたずらに吠えたりして近所から小言がこないように、風通しの良い部屋に犬舎を移動して、時々話かけてあげましょう。
手入れ
二~四歳ぐらいのヨーキーのシャンプーは、月に二、三回ぐらいが適当ですが、六~八月、特に六月、七月の梅雨どきは、週一回ぐらいに増やしてあげる必要があります。湿気が多いと毛が汚れやすく毛玉になりやすい上、汚れた状態で置くと、暑いときにはなおさら暑苦しく感じられるものですから、さっぱりさせてあげてください。シャンプー用品を次にあげてみます。
①シャンプー液の品質=ヨーキーの毛は、人間の毛髪より大変細いので、人間用のシャンプーでは毛質に合いません。ヨーキーに適したシャンプー液は、毛の汚れを落としても、被毛についている天然の脂肪分までとらないようにできているものを選びます。
②毛を白く仕上げるホワイト・シャンプーとか、薬用シャンプーは、毛を痛めることがありますので、必要なとき以外は使用しないことです。
③シャンプーの後、トリートメント、リンスなどで毛に栄養を与え、保護しましょう。
運動
雨の日が多くて道が濡れているので、戸外運動を多く望むのは無理な月です。室内に放してボール投げなどして遊んであげるようにして運動不足を補い、またストレスの解消も同時にしましょう。
食事
運動が不足がちになりますので、食事も量を加減してバランスをとりましょう。
犬舎
犬舎(寝箱)は保温しやすい冬型と、涼しさを考える夏型の二通りあります。保温型の犬舎は出入口になる一方のみが金網か細い金棒で作られ、他の壁は板やプラスチックなどで作られ、風の入らないようにできています。涼しさ主体の犬舎は床面の他は、金網または細い金棒で作られ、見るからに涼しそうです。夏に向かって用意したい犬舎は風通しのよい涼しい犬舎です。また、二つの犬舎がなくても夏型の犬舎のまわりに、板や、厚紙を張りますと、暖かく感じる保温可能な冬型犬舎にも早変わりします。