十月の飼い方
十月の飼育管理のポイント:一年中で一番爽やかな季節となりました。空は澄み、食欲の秋です。体力作りに力を入れる季節です。
二、三歳ぐらいまでは被毛も長くもっとも美しい年齢ですので、手入れに力を入れてヨーキーの魅力を楽しみたいものです。四~七歳ぐらいのヨーキーには、寒さに向かって体力をつけるよいチャンスです。寒がりやのヨーキーは、これから段々動くことを嫌うようになりますので、運動の量に合わせて食事の質、量共に考えて与えましょう。朝夕の急激の温度差には、くれぐれも気をつけて管理をしましょう。
運動
できれば日中太陽を浴びて、というのが理想です。枯葉にたわむれて遊ぶのも愛くるしくて良いものですが、体にいっぱいゴミをつけてきますので、ていねいに取り除いてブラッシングをしてあげましょう。道に落ちている食べものなど決して拾い食いしないように厳しくしつけ、首を上げてさっさと歩く練習も同時にしましょう。
手入れ
五歳前後になり毛が着地する程にもなっている犬で、セット・アップしてない犬は、枯葉や、ゴミがつきやすく、特に胴の内側、お腹、胸のあたりの柔らかい毛の部分には余計につきやすいので、散歩の後は必ずブラシ、金輪などで払い落として清潔にしなくてはいけません。毎日の労力も大変ですから、五、六歳以上になりましたら、キレイな被毛の美観を損ねない程度の長さにカットすることをおすすめします。脇腹の下の線よりやや長めに。四肢は、胴体の毛の長さと量に合わせてカットし、残った茶色の部分の毛は、足の形に合わせて程よくカットしてあげます。頭頂の毛は結束し顔の毛は三、四cmぐらいの長さで顔なりに丸くカットするか、または長四角にカットしてみてください。これもまた趣の変わった美観があって楽しいものです。犬もさぞ嬉しいことでしょう。さっぱりと、とても可愛いものです。
犬舎
十月も後半になると大分寒くなります。冬仕度にかからなくてはなりません。寝箱に風が入らないように紙を貼ってあげ、夜は覆いをすっぽりかけてあげるようにします。ペット・ヒーターや湯タンポもこの月から欲しくなります。留守にするときなどは湯タンポの方が安心です。