十二月の飼い方
十二月の飼育管理のポイント：十二月は年越しを控えて多忙をきわめますので、犬の管理もおろそかになりがちな月です。例え僅かな時間でも犬のためにさいてあげ、コミュニケーションをもたないと、この頃の犬は体と共に心の発達・成長期でもありますので、しつけの面でも好ましくありません。飼い主の挙動をよく観ていて敏感に反応するのもヨーキーの特徴で、それだけに利口な犬といえましょう。お散歩も欠かさないで続けたいですね。
食事
年の瀬も近づきますと、食事を与えるのも面倒なときがあります。乾燥フードを一度に一日分与えておくのも一つの方法で、乾いていれば食べ過ぎることもなく、必要量だけポチポチ食べては水を飲みま日少す。
中には、はじめは与えただけ全部食べてしまって、少々軟便になったり下痢をしたりしますが、二、三日続けますと、ヨーキーが自分の適量を調節して食べるようになり、体調が崩れるようなことはありません。ただし、この方法でやる場合、飲み水は充分置いておきませんと、喉が渇きますので気をつけてください。
運動
寒い雪国などでは戸外運動など望めない季節です。冬期間中の悩みは運動と日光浴だと思いますが、運動は室内に放して自由運動や遊びなどで、ある程度満たしてあげられますが、光線に当てることについてはひと工夫いると思います。日光不足で大型犬などに発育障害が起きると同様、小型犬のヨーキーでも例外ではないでしょう。いまは太陽光線に代る蛍光灯ができていますので利用してみるのも一方法でしょう。
手入れ
年の終わりの月です。二歳前後は年齢的に一番被毛の美しいときですので、シャンプーもていねいにして、無駄な毛はカットし、きれいなものを一層美しくして年越しをさせてあげたいと思います。自分て洗ってあげられない場合は、愛犬の美容室への予約を早めにしておくことを忘れないように。セット・アップの必要がある犬は特に早めに依頼をしておきましょう（セット・アップの方法を細かく知りたい方は弊社発行『犬種別シリーズ：ヨークシャイア・テリア』の＜セット・アップの仕方＞を参照）。
