十二月の飼い方
十二月の飼育管理のポイント:いよいよ師走を迎えました。今年一年が、ヨーキーといっしょの思い出の中で暮れようとしています。暑い日、寒い日、風邪やお腹をこわした日、歯を抜かれて痛いおもいをした日、自慢の毛を短くカットされた日など…。今年はこれで終わりますが、また新しい年がやってきます。老犬といえども来年に向かって頑張らなくてはいけません。
犬舎
師走の忙しさに追われて怠りがちであった犬舎の掃除も年末近くきれいに洗剤とハイターを入れた液で洗い、お湯か水で充分流し、日当たりのよい所でよく乾かせば、今年の消毒はこれで充分。後は洗たくしたバスタオルを少し厚めに敷いてあげて、寝心地のよいハウスで新年を迎えさせましょう。
運動
わが家のヨーキーたちは、大勢いるので、一人一人戸外運動は充分できません。そこで十六畳ぐらいのサンルーム式の部屋に、広い段差のあるサークルをいくつか置いて、そこで老犬を含めた雄たちは運動します。雌の老犬も、幼犬もその下の床面が全部運動場になっているので、サークルの周りを自由に走り回っています。ときどき仲間同士もめごとが起きて、一戦してはそのストレスの解消をはかっているようです。
食事
食事は小さいときからドッグフードが主体です。ドッグフードに粉ミルク(犬用)をかけ、カルシウムにエビオス、それにビタミンE剤を時たま混ぜて与えています。少し食欲が低下したときなど、レバーを少量ずつ混ぜてあげればきれいに食べて、状態がいい。少しおやつとして変わったものを与えると、かえってすぐに下痢を起こして人間の自己満足には応えてくれません。やはり食事は少しもの足りなさはあっても、ドッグフードに限ると思って、自信をもってあげています。師走の多忙のときなど非常に簡単で助かっています。
手入れ
大勢いる中で、毛の手入れはいつもいちばん最後になりがちな老犬。短くカットしてあるので、手がかからず、つい後まわしになってしまいます。年の終わりには、一番きれいにして、かわいらしくカットし、暖かいガウンを着せて新しい年を迎えさせてあげようと思っています。